薄さの限界に挑戦!0.15㎜の薄刃に高精度の目立を施し、実際に使用可能な目立を実現しました。 切り幅が0.25㎜と細く精密な細工に向いています。 ある程度の技量も必要ですが、一度お試しください。
上図のように、左右二枚の刃が連なって出来ており、その両端がカッターナイフのように鋭くとがっています。 木材の繊維をある一定の巾で連続して切り落とす仕組みになっています。 また斜挽の場合でも同様で、繊維の切れるタイミングが幾分遅れるものの一定の巾で繊維を切断して行く為、横挽刃を使用して斜めも切断します。 横挽刃を縦挽に使用すると、両サイドのみ切断する事から、繊維を更に細かく切断するだけで、けっして良好な切れ味は望めません。
上図のように、左右二枚の刃が連なって出来ているのは横挽刃と同じですが、刃の先端部分が平らになっており、彫刻刀(平刀)のような刃が連なって材木の表面を削り取って行きます。 また、縦挽の切断は表面を削り取って行く事から、大きな大鋸屑が発生し横挽に比べて、刃と刃の間隔が広く設定され大鋸屑をかきだす役目を果たします。 縦挽刃を横挽に使用すると、材木の繊維に引っかかり、スムーズな切断はできません。
縦挽の目立てに横挽きの天刃加工(刃先の加工)を行うことで、繊維の無い樹脂材に最適で、木材では横挽きと縦挽きのどちらにも使用できる刃に仕上がります。 ただし、板厚が0.5㎜より厚くなった場合、横挽きの切断効率が低下するため有効な刃形状とは言えません。 そのため当社では、薄刃縦挽刃と記載しています。
刃先はピッチが大きく、刃元へ行くほど小さくなる目立てで、刃先は刃元より力が入りにくい為、刃を大きくすることで、刃全体で均等に切り進むことが出来るようにした目立てです。
両刃鋸の縦挽きの刃には、可変ピッチが従来からよく使われていますが、樹木の伐採等で切断能力をかなり必要とする場合に、当社では横挽きの刃に可変ピッチを採用しています。
刃先はピッチが大きく、刃元へ行くほど小さくなる目立てで、刃先は刃元より力が入りにくい為、刃を大きくすることで、刃全体で均等に切り進むことが出来るようにした目立てです。
両刃鋸の縦挽きの刃には、可変ピッチが従来からよく使われています。
横挽の刃に、何カ所か縦挽き目を配置する事で、大鋸屑のかきだしを助け、良好な切れ味を発揮します。 縦挽目の先端は他の刃より低く材料には当たらない為、大鋸屑のかきだす為のみ働きます。
造作鋸に縦挽目を入れた場合、縦挽きとしても使用いただけます。
生木鋸、剪定鋸、果樹鋸に縦挽き目を配置すると、枝の付け根部分の複雑な繊維のところでも、問題なく使用して頂けます。
聖目とは、刃のエッジ部分に故意に段差を付け、切れ味を向上させています。 段差は0.07㎜~0.22㎜とごく少量ですが、均等に揃えると切れなくなります。 用途や材料により段差を変えています。
のこぎりは材料を削る事により、切断する道具ですので、削り取った大鋸屑を排出しないと、良好な切れ味が望めません。 段差の低い刃は大鋸屑の排出のみ働きます。
刃を左右に広げるアサリ加工をする事で、材料との接地面が少なくなり抵抗が抑えられます。また大鋸屑の排出も良くなるメリットがあります。 広げる量が大きすぎると、鋸刃が安定せず切りにくくなり、反対に狭すぎると鋸刃が挟まり動かなくなります。 板厚に応じて最適な量の幅を設定しています。板厚より切幅は大きくなります。
剪定鋸は、刃を左右に広げるアサリ加工を行っておりません。 刃部の厚みは板厚と同じです。バックテーパー加工により刃の部分が背の部分より広い為、アサリの役目を果たします。
刃を広げない為、対象物に傷をつけにくく大きい目立の鋸でも、切り口が綺麗に仕上がります。
※レザーソー細工鋸の片刃・両刃はダボ挽の使用の際、材料に傷がつかないように配慮しています。
刃の先端部(エッジ)の板厚を広くし、刃の反対側へ行くほど板厚が薄くなる加工です。
研磨仕上げで加工するため刃のラインが均等になり、生木用などの大きなピッチの刃でも切り口を綺麗に仕上げることが可能です。
林業での枝打ち作業に適しています。 切り口を綺麗に仕上げる事で、樹皮の再生が良好になり、中心部の黒くなるボタン材などの発生を防ぎます。 また、仮枠用途での商品もございます。
竹は繊維が強い為、綺麗に切断する為に木材用に比べ、エッジを鋭く仕上げています。
また、竹は中心部が空洞なので、切始めと切終わりの時が切れにくく、中間部は良く切れるのですが、それにより皮をめくってしまいます。
当社では初めから最後まで同じリズムで切断する事で、ささくれなく綺麗に切断できるように調整しています。
竹林での伐採には鞘付タイプや折込タイプの竹挽鋸を、竹林伐採と竹細工を併用したい方は、直柄タイプの竹挽鋸を、竹細工専用で使用したい方は、導突鋸か細工鋸をご使用ください。
塩ビパイプ専用の目立てです。 切断時のバリを最小限に抑える工夫をしています。
なお、竹挽と塩ビパイプは形状は似ていますが、竹挽き用は横挽刃で、塩ビパイプ用は縦挽刃で、併用はお勧めできません。
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